打率3割のフィルムカメラ

4月に初任給で買った中古のフィルムカメラが全然仕事しない。


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minox35gtというコンパクトフィルムカメラ

レンズが収納されていて、撮りたいときにパカッと開く。

買ったのは新宿にある、中古カメラboxというお店。1万円弱だった。

このお店ではカメラを買った時に一週間の保証期間がある。

フィルム一本目はちゃんと27枚撮れていた。

保証期間が切れた後の二本目が27枚中8枚しか撮れていなかった。

この時レンズが外れてしまって、お店でおじさんに協力してもらいながら直した。

その後に撮った3本目。また27枚中8枚だった。


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フィルムを現像に出す時って、ワクワクでいっぱいなんですよ。デジタルと違って、どんな写真が撮れているかわからないから。ピントが合ってるかな、どんな色味かな、と。

それで現像を出した次の日に取りに行って受け取ったのがこれですよ。

 

...悲しい。

 

ちなみにこのフィルムカメラをなぜ買ったかというと、ポケットに入るコンパクトフィルムカメラが欲しかったから。

ちゃんとしたフィルムカメラも持ってるけど、持ち歩いていても取り出す動作がなんか恥ずかしくて街中でバックパックから取り出せない。

その点コンパクトフィルムカメラはポケットに入るのでサッと撮れる。写真はタイミングを逃したら終わりなので、かなりのアドバンテージがある。

 

かなりのアドバンテージがあるが、打率3割ではあまりにもつらい。悲しさが7割。

そもそも全部現像できたとして上手く映っている写真が1割くらいなのに。

 

...さて次はどのコンパクトフィルムカメラを買おうかな。

院卒の新入社員が独学で一級建築士の学科試験を受けて落ちたときの周りの反応まとめ

m-balance.hatenablog.com

 

落ちた感想

一級建築士に落ちたことがあまりにも悔しくて、ショックでした。

 

自分の実力不足を認めざるを得なかったこと。

大きな試験で失敗した経験がなかったこと。

また一年勉強し直さないといけないこと。

勉強量が足りないと言えないくらい割と勉強していたこと。

会社の人から能力のないやつと見られるかもしれないこと。

 

ちなみに大学の同期は軒並み学科試験を突破していました。みんな資格学校に通っていました。自分も通っていたら受かったいたのかなと思うのと同時に、なんとしても独学で受かりたいという気持ちがあります。資格学校に通うとめちゃめちゃお金がかかるんです。

 

自己採点の点数

計画12/20

環境・設備14/20

法規18/30

構造20/30

施工14/25

合計78/125(合格基準点は86-87点)

 

法規でミスりました。他はまんべんなく失点している。4択から2択に絞りこんだ上で間違うことが多かった気がする。

周りの反応

職場の同期(未受験)

「やっぱり難しいんだな、独学でそこまで行けるってすごいんじゃないの?」

 

職場の人(取得済)

「独学でおしいところまで行けたのはすごいな」

 

職場の新入社員担当の上司(未取得)

「惜しかったね。今年は難しかったらしいね、よく頑張った。また来年頑張ろう」

 

職場の上司(取得済)

「残念でした。来年は頑張って取りましょう。保険で二級建築士も同時に受けましょう。」

 

親(建築関係なし)

「来年頑張って。社会人人生なんて始まったばかりなんだから周りを気にしてても仕方ないよ。」

 

資格学校の人(取得済)

「(落ちて)どうするんですか......。あと一歩、二歩だった......。そろそろ来年に向けてスタートを切りましょう」

 

会社の人に怒られるのかと思っていたら、全く怒られずに驚いた。

 

来年に向けて

とりあえず独学でリベンジすることは決めている。

落ちておいて全く説得力はないが、来年は受かると思う。

まだ試験の復習をする気力がないので、まずはそこからになる。

勉強方法は変えた方がいいと思うので、勉強計画を立てたい。

あと、今年は宅地建物取引士の試験を受けたいと思う。

栃木で飲める至極のカフェオレ

大学3年で珈琲にはまってから4年くらいずっとブラックコーヒーを飲んできた。

正直コーヒーの味を楽しむにはブラックしか考えられないと思っていた。

カフェラテやカフェオレなんて女子大生が明るいカフェで飲むためのものだと思っていた。

 

至極のカフェオレ

春に上京してから、友人に「至極のカフェオレが栃木にあるらしい」と教えられた。

ソースはとある方のブログである。

goto-seikotsuin.sakura.ne.jp

このブログではカフェオレの牛乳とコーヒー豆の何通りもの組み合わせが実験的に試されている。

"至極のカフェオレ"を目指して実験されているのだが、その正解の味が栃木にあるらしい。

 

 

 

1988 CAFE SHOZO (栃木県那須塩原市黒磯)

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東京から車で3時間、友人に連れて行ってもらった(感謝)。

一杯のカフェオレのために往復6時間かけるなんて、狂っている。

写真の建物の2階部分がカフェになっている。

 

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落ち着いた雰囲気の中に個性的な家具や色々な種類の照明が居心地の良い空間を演出している。カフェは味だけでなく空間も重要な要素である。

 

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 お目当てのカフェオレとスコーンのセット

 

 

一口目で満足できるカフェオレ

コーヒーと牛乳のバランスが完璧だった。間違いなく人生で一番おいしいカフェオレだった。お店で焼かれているスコーンも美味しかった。

お店のスタッフの方によると、コーヒーはフレンチローストの水出しコーヒー(コロンビアベースにブラジルのブレンド)だそう。牛乳は恐らく那須連山牛乳(カフェ内の冷蔵庫に並んでいた)。

牛乳の濃厚な味わいに深煎りのコーヒーのボディがぴったりで、コーヒーの苦味や酸味が残らない。

 

参考のためにカフェオレで使用しているコーヒーに近いものをストレートで注文した。

コロンビアのストレートで、かなり苦みの強いものだった。イメージだと、昔ながらの喫茶店で飲むフレンチローストを濃くしたような味。

コーヒー単体だとかなり強い味だが、牛乳を混ぜると完璧な味になるような調整がされている。単純においしいコーヒーとおいしい牛乳(商品名ではない)を混ぜてもおいしいカフェオレとはならないのかもしれない。

 

自宅で検証

カフェオレの魅力に気づいてしまったので、自分でも試しに作ってみた。

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コーヒー豆

丸山珈琲のオリジナルブレンド深煎り(デパ地下で買ったもの、ブラジルとホンジュラスブレンド)

南アルプスの天然水(サントリー)

牛乳

倉敷牛乳(上述のブログ参照、成分無調整、無脂乳固形分8.3%以上、乳脂肪分3.5%以上、殺菌130℃2秒間)

 

コーヒーの抽出方法

ペーパードリップ(ペーパーは漂白、ペーパーのリンスなし、ドリッパーはハリオv60)、豆15g(挽きは細かめ、グラインダーを使用)、お湯250ml、88℃、蒸らし30秒

カフェオレの割合(上述のブログを参照した)

コーヒー100mlに対して牛乳100ml(牛乳は電子レンジ500wで2分間加熱)

 

感想:お店の味には適わないが、かなり美味しかった。コーヒーは深煎りを細かめに挽いて少しは濃く抽出しようとしたが、まだまだ強さが足りない。極深煎りでない分、カフェオレの後味にコーヒーの酸味を感じる。これはこれでいいのかもしれないが、後味にコーヒーが顔を出してしまうので、カフェオレとしての完成度でいうと低くなってしまう。イメージだと、ソプラノの主張がちょっと強めで気になってしまう合唱のような感じ。

改善するなら、まずはもっと深煎りのコーヒー豆を買ってくる必要がある。また、スーパーに並ぶ大量の牛乳から、選んだコーヒーとの相性のよいものを選ぶ必要がある。

 

ブラックコーヒーでさえ抽出方法のパラメータが多すぎるというのに、そこに牛乳という要素が加わってしまうと、死ぬまでに答えにたどり着けないような気がしてくる。

これからのカフェ巡りでは、ブラックでなくカフェオレにも着目してみようと思う。

おすすめのカフェオレがあれば教えて頂けると助かります。

一級建築士学科試験に落ちた日

7月11日 一級建築士の学科試験の日だった。

一日の記録を残しておこうと思う。

 

起床~試験会場まで

7時起床。6時間睡眠。朝ごはんを食べる。

絶対に忘れ物がないか何度もチェックし、バスで会場へ向かう。

バスを待つ間、乗っている間は最初の科目のポイントを復習する。

受かるしかない。自分は本番に強いんだ。やるしかないんだ。と言い聞かせ続ける。

 

試験中

1,2科目め、計画、環境・設備。

 

ぱっと見で去年より難易度が高い。

これは落ちたかもしれない、と思う。

分からない問題も4択から2択に絞り、自分の運を信じてマークしていく。

 

 

3科目め、法規。

 

法規は法令集を持ち込んでいるので理論上は満点を狙える科目。

しかし最後まで時間がうまく残せず、焦る。

しかしそんなに間違った気はしない。

ここで、残りの科目を頑張れば受かる気がしてくる。

 

 

4,5科目め、構造、施工。

 

難易度は普通。

これなら点数が取れるかもしれない。

奇跡よ、起これ!と念じていたらじきに外が真っ暗になり、豪雨と雷鳴がとどろく。

2択にされ絞れば50%で正解だという自分ルールで心を落ち着かせる。

 

 

全ての科目を終え、全身から力が抜ける。

半年頑張ってきた分は出し尽くしたが、手ごたえが怪しい。

この時点で自分の中では五分五分だった。

 

試験終了~自己採点

試験終了後、資格学校に行って自己採点をする(通っていなくても無料でできる)。

もう何も考えずに帰って寝たいと思いつつも、早く結果を知って楽になりたい。

 

移動中の電車では雨が止んでいた。夕焼けの電車が綺麗で、自然に涙が出ていた。

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資格学校の教室は疲れ切った受験者でパンパンに埋まっていた。

速報と照らし合わせて自分の点数を確認する。

 

そして、不合格を知る。

ここで、自分の半年の戦いが終わった。とりあえず荷物をまとめ、外に出る。

 

帰宅~就寝

実力が足りなかった。そして独学の壁を感じた。

資格学校に通っていたら合格に届いたんだろうなとぼんやり思う。

 

親に電話を入れる。労いの言葉をかけられ、悔しさがこみ上げてくる。

 

自分はもっと頭がいいと思っていた。

ミスがなければ、運が良ければ受かっていた。

 

電車に乗って帰宅。コンビニで三ヶ月ぶりにお酒を買う。

一刻も早く脳の思考を停止させたかった。もう何も考えたくなかった。でも酔えなかった。

 

お風呂に入りベッドに横になるも、寝付けない。

次の日は6時起きで現場なのに。

体も心も疲れているが脳が起きている。

 

結局4時まで無心で天井を見つめていた。

ストレス源=ストレス解消法

資格試験まで残り2ヶ月を切った。

 

勉強した時間だけ着実に知識量が増えているのを感じてはいるものの、独学だと自分がどのくらいの位置にいるか分かりにくい。

一年に一回のチャンスなので、どうしても合格したい。今のところ人生の唯一の目標だ。

もし今回ダメでも死ぬわけではないが、社内評価やプライド、周りに宣言している以上絶対に合格するしかない。

 

自分にプレッシャーをかなりかけているせいで、どうしてもストレスがたまっている。勉強していない時間が不安になるのだ。

そのストレスや不安を解消する唯一の手段が、"勉強すること"だ。

永久機関になりそう。

 

自分は負けず嫌いで、今までの勉強のモチベーションは周りに負けたくないというのが大きかった。

だからこそ今独学で、さらにコロナ禍で周りをモチベーションにすることができない。

自分と戦うしかない。自分の弱みに向き合って、打ち勝つしかない。

こうやって自分の気持ちを文章にして外に出すことで、(他人的?)客観的になるしかない。

 

今は、落ちたらどうしようと考えてしまうことが多い。自分が落ちて同期が受かっていたら。。資格学校に行かない道を選択してかっこつけておいて落ちたらどうしよう。会社の人達に独学で合格しますと宣言して落ちたらただの法螺吹きだと思われる。。など

 

書いてみて思ったけど、どう見られるかを気にしている。

まず、資格は確かに評価には繋がるが自分のために取るものという意識を持ちたい。

次にマイナス思考を減らす。やってきたことに目を向けることで自信を持ちたい。大学受験も独学だった。塾や予備校に頼らずとも実力があれば問題がない。所詮お尻叩き屋だから。

 

以上メンタル面で二点に注意した上で、現状の認識と当面のノルマをここに書いておきたい。

現状認識:このまま着実にやれば、受かる。ただし、"着実にやれば"。

ノルマ:平日ノルマ3時間半。仕事前に30分、仕事終わりに3時間。これ以上は集中できない。

休日は8~10時間。午前3~4時間。午後4~5時間。

細かいこと:復習をする。チラ見でいいから記憶を再生する。タイマーで勉強時間を縛り、逃げない。記録する。カフェインのタイミングに気をつける。水分を多めに取って(30分に一回トイレに行きたくなるくらいが理想)、トイレを休憩にする。自炊に逃げない。栄養より時間を大切に。

 

久しぶりに書いたので色々ごちゃごちゃしているが、明日からも書いていきたい。日々のトライからフィードバックしたい。あと2週間で大分見えてくるはず。

日常に非日常を

見出す。生活はそのバランスで成り立っている。

 

一昨日

 

7:30[朝起きる。納豆卵かけご飯を食べる。出勤まで資格の勉強をする。出勤する。昼にパスタを食べる。コーヒーを淹れる。退勤する。]18:00

 

ここまでが日常。感情の起伏がなく終わる。家からも出ていないし誰とも会話していない。

テレワークかつ一人暮らしだとこうなる。このような日は18:00から非日常を作り出さなければいけない。このままだと感情の起伏がなくなって更地になってしまう。

 

18:30[近所の行ったことのない中華に入る。五目あんかけ焼きそばと焼餃子を食べる。歩いたことのない道を散歩する。行ったことのないスーパーで買い物する。帰宅し、映画を観る。]23:00

 

これが一昨日の非日常。一つ一つの情報に脳が喜んでいる。暗めの中華料理店がシーリングライトではなくスポットライトであること。「焼きそばにからしをお使いになりますか」という質問。焼きそばが神々しく湯気を放つこと。餃子が大きいこと。近所に海鮮丼屋を見つけたこと。入ったことのないスーパーに入ったこと。ちょっと高いこと。半額コーナーのしなびたタケノコ。帰りの道がやけに暗いこと。ちょうどブログで見つけた映画を観たこと。

 

日常に対してこの日は非日常の割合が多かった。資格勉強に飽き始め、仕事も一ヶ月経ち慣れてきている反動が出ている。

こうやって外界の刺激を得ないと生きていけない。でも試験勉強も進めなければいけない。

 

5月末までテレワークだとすると、生活のバランスを崩さないようにしなければならない。今は崩れる一歩手前の状態になってしまっている。

こうやって自分の行動と思考を外に出力して振り返ることでフィードバックをはかりたいと思う。

もっと書きたいことがあるけどうまく言語化できないので日記にとどめておく。

上京して一か月

経った。

 

北海道では桜の季節がやってきたらしい。

上京した三月末は至る所に桜が咲いていて感動したが入社したころにはもう散っていた。通勤電車の中のモニターに映る札幌の桜を見て思い出した。

 

仕事の人間関係は何ひとつ問題なく順調だけど、どこまでプライベートな話をしていいのかがわからない。

職場ではサバサバしていた方がいいのか。距離感がつかめない。

飲みに行けば10分でわかりそうなことなのに。

そもそも職場の先輩と話す機会がランチタイムしかない。

ちなみにランチタイムはかなり貴重で、一人暮らしの自分にとって人と食べる唯一の機会だ。

 

...緊急事態宣言でテレワークになった。

三食個食。悲しい。

作業環境は整えてあるけど、メリハリはない。

資格勉強のモチベーションがここ一週間で低下してきた。

 

...今日資格学校の人に初めて会ってきた。

独学でモチベーションが下がっていたところだったので、低めに進捗を伝えて煽られてきた。

研究室の元同期とも会ってお互いに鼓舞してきた。

GWの休みラッシュの手前で気持ちを切り替えることに成功した。

やっぱり人と会って会話することで自分の声を自分の耳に入れるって大事だなと思った。

やるしかないので、やる。

緊急事態宣言が終わるころにはみっちり勉強して頭がパンパンになっていることでしょう。